みなさん、こんにちは。
あなたの探していたアイデアが見つかる
アイデア図鑑「Aiz」です!
コロナが流行して、早数年。
マスク生活がマナーから、
当たり前の生活になっていますよね。
毎日のマスクでも隠せない場所。
それは「目」。
肌が出ているから目はメイクしなきゃ。
いや、実際はそうではなく
コロナが流行る前から
目にはチカラを入れてメイクしていたはずです。
なぜ、なのか?
それは「目は口ほどに物を言う」ほど
人の受け取られ方が変わってくるから。
これは、メイクだけに止まらず
人の写真を扱うデザインの世界でも
大きく関わってくるんです!
見た目のオシャレさだけじゃなく、
デザイナー目線の考え方。
スキルの付け焼き刃だけじゃなく、
ぜひ、その理由まで理解していってくださいね!
それでは、
今日も一緒に成長楽しんでいきましょうか!
「目」ヂカラが与える、魅力とは?
みなさんは、
目ヂカラがある俳優さんだと
誰が思いつきますか?
私は、、、
やはり、阿部寛さんですかね。
日本人離れした彫りの深い目元。
テルマエ・ロマエの映画の印象が
特に強く頭に残ってます。
あの映画の出演陣は目ヂカラのオンパレードですよね笑
このように、
目ヂカラがあることの魅力は
人の「印象に残りやすい」ことにあります。
これはデザイナー目線でも非常に重要なポイントで
例えば、駅地下を歩いていて見かけるポスターや
ネットサーフィンしていて見かける広告バナー。
私たちは、ポスターやバナーを見る
目的で見かけた訳では決してないはずです。
出かける用事が別にあって、
たまたま、そこにあっただけ。
だからこそ、
一度見たら忘れない、頭に残る
「第一印象」がかなり重要なんです。
目ヂカラには、
第一印象のインパクトを強力にサポートする
そんな魅力が詰まっているんですね。
目線の強調で、さらに印象深いデザインに。
さらに、
デザイン的な観点から言えば
目を強調することによって
「目線を操れる」こともポイントです。
少し心理学的な説明になりますが、
顔の「右向き」や「左向き」でも
印象は変わってくるので、
写真を使って説明していきますね。
左向きと右向き、イメージの違い
まず、「左向き」の場合。
どちらかと言うと、
ネガティブ寄りなイメージを持たせます。
過去の思い出や、
何かの注意喚起をする場面で
使うと効果的ですね!
次は、「右向き」の場合。
こちらは逆に、
ポジティブなイメージを与えます。
将来に希望を持たせる意味合いや
ベンチャー企業のような
コンセプトにぴったりの写真です。
ただ漠然と、オシャレだからと
素材選びとして人物写真を選ぶのではなく
この素材を選んだ意図を持ってると、
デザインの質は1ランクUPしていきますよ!
図形や色味で、視線&印象を操る。
先ほどの視線の話を踏まえた上で、
「図形」や「色味」を加えると、
さらに、印象を操れます。
今回も、この記事のために
デザイン例を作ってきたので、
一緒に見ていきましょう!
頬に細い長方形を入れて、涙の表現。
左上に視線をおくる女性。
悲しい過去を思い出して涙する
そんなイメージでデザインしました。
頬を伝う涙を、「しずく」ではなく
青く細い長方形を配置することでも
表現することができますよね。
左にすぼまる図形で、視線を誘導。
左側に鋭い視線をおくる、勝気な女性。
テキストも英字筆記体を使うことで
ロックな雰囲気を強くしています。
左目線なので、ネガティブさが出そうですが
赤系の色味にすることで、プラスな印象に変換して、
左にすぼまる図形によって、目線をテキストの
「eyes」に向けるよう目線を誘導させています。
このように、
図形を使うことで、目線の「誘導」、
色味を使うことで、印象の「変更」ができて
自在に操ることができちゃうんですね!
目の強調には「モノクロ+1色」がオススメ!
目ヂカラにあるワシの、パンク系デザイン。
さて、恒例のデザイン例紹介コーナー。
今回のテーマは「目は口ほどに物を言う」。
目ヂカラのある素材を探して、
この「ワシ」の猛々しい表情に出会いました。
この強い目ヂカラに釣り合うように
パンク系のデザインを目指して、
目元は勢いよく書いた筆に黄色をのせて、
周りのテキストは大きく、大胆に重ねています。
モノクロ+1色が、目元を映えさせる。
このデザイン例でもありますが、
目ヂカラを強調させるデザインには
「モノクロ+1色」が超オススメです!
「なぜ、モノクロが良いのか?」
その疑問を解決するために
背景を元画像のままの状態と、
モノクロ加工した状態を比べてみます。
背景がそのままだと、
色味が多くて、目元の主張がボヤけます…
しかし、モノクロ加工をすると、、、
背景が無彩色になり、目元にスポットライトされます!
「デザインは引き算」です。
なるべく無駄な情報を省いてあげて、
読み手に優しいデザインにしましょう!
デザインの引き算理論について、
下の記事でまとめてますので、コチラもどうぞ↓
デザイン例の仕組み
今回のデザイン例の仕組みを
制作の順序立てて紹介していきますね!
まずは、
元画像となる「ワシ」画像を複製。
片方を「モノクロ」に。
さらにもう片方を「黄色ベースに変更」
それをイラストACで探してきた
「筆の素材」の中に入れ込んで、
最後に、
モノクロ化した画像と、黄色に変更した画像を
ピッタリ重ねるようにして作りました。
1色だけじゃなく、グラデもオシャレ。
クールな眼差しを向ける、ロック系アーティスト
クールな眼差しを向ける女性アーティスト
をイメージして、CDジャケット風の
デザインを意識してみました。
入れ込む色は、1色だけでなく、
このようにグラデーションにしてもオシャレ。
左側の水色は「#4fa2b5」、
右側の紫は「#330867」で作ってます。
実際に作ってみよう!
さて、今回も
デザイン例の作り方を一緒に見て、
実際に作っていきましょう!
1. 元画像を切り抜いて、複製
まずは、元画像のワシを
白い羽まで切り抜いていきます。
白い羽までしか切り抜かないのは、
モノクロにした時に映えるのと、
ワシの顔を真ん中に配置して
周りに文字を入れ込む。
そんなレイアウトを計画していたので、
ワシの顔を正方形に調整するためです。
2. 片方を、モノクロ加工
先ほど複製した、ワシ画像の
片方をモノクロ加工していきます。
ワシのレイヤーを選択した後、
「色調補正」にある「色黒」をクリックすると
あっという間にモノクロにできちゃいます!
また、数値をいじれば
白黒の比率を調整できます。
今回は、上の画像のように数値を変更しました↑
3. もう片方を、黄色ベースに変更
さらに、複製したもう片方は、
色味をガラッと黄色に変更していきます。
「レイヤー」の「新規調整レイヤー」から
「グラデーションマップ」を選択。
すると、
グラデーションの設定ができるので、
今回は、ワシのクチバシから色をスポイトして
黄色「#f5c41b」と黒色「#161b1a」にしました。
4. 筆の素材に、写真を入れ込む
筆の素材ですが、
ブラシツールで自分で描く、のも手です。
ですが、上手く描けるか自信ないですよね。
そう言ってる私もできません笑
そこで、オススメするのが
素材サイトから持ってくるテクニックです。
なんたって、イラストレーターさんが作ってますから
自分で作るより、クオリティが高いものばかりです!
私が普段から愛用しまくっている
「イラストAC」から素材をダウンロード。
PNG画像でダウンロードすると、編集時に便利です。
「筆_線」とかで検索してもらうと、
イイ感じに、かすれの入った
素材が出てきますよ!
「素材のおすすめの選び方」については、
こちらの記事でも解説してます↓
この素材たちの中でも、今回は、、、
右上の角から、左に2歩、下に3歩進んだ先の
素材を切り抜いて使ってみました。
切り抜いた筆の素材に、
黄色調に加工したワシの画像を入れ込みます。
ワシのレイヤー順を上にして、
筆のレイヤーを、その真下に。
「option」または「alt」を押しながら、
レイヤーの境界線をクリック。
すると、
クリッピングマスクが設定されて、
黄色調のワシの画像が、筆に入れ込まれます。
5. モノクロに、筆の素材を重ねる
最後に、
モノクロ加工した画像の上に、
筆に入れ込んだ黄色の目元を重ねれば…完成です!
Canvaでは、
「フレーム」機能を使って、
写真を入れ込むことができます。
左の縦メニューから、
「素材」を選択すると、
その中に「フレーム」があります。
多種多様な素材が盛りだくさんですが、
その中に筆の素材もあるので
ぜひ探してみてください!
フレームの使い方は超カンタンで、
入れたい画像をドラック&ドロップするだけ!
写真の位置がズレている場合は、
フレームをダブルクリックすると、
切り抜きモードに切り替わって、
写真の位置や大きさを調整できちゃいますよ。
お疲れ様でした!
今回は、目元を強調するデザインについて
みなさんにご紹介していきました。
強調すると言っても、
どこを強調すれば効果的かを理解しないと
ただクドイ見た目になってしまいますから、
今日、みなさんはそのポイントを
理解できたことで他の人よりも
さらに1歩リードできたんじゃないでしょうか!
個人的に、目元の強調+モノクロは
超カンタン&超クールな表現でお気に入りなので、
ぜひ、練習してみてくださいね。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
強調のデザインは、他にもこんな表現できちゃいます。
1本線を使った強調のやり方は、コチラから↓
デザインの無料アドバイス、やってます。
ここまで詳しく解説してきましたが、
実践するのはあなた自身。
時には、つまずいたり、
分からなくなる事もありますよね。
でも、デザイン詳しい人なんて
周りにいないし、どうしたら…
そんなあなたに吉報です!
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